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本当にマレーシアは英語だけで十分?[留学生活]

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Selamat pagi ! (写真はKLsentral駅)

 

今回は記念すべき第一回、マレーシア留学生活のお話です。

同一タイトルで連続性を持たせながら書いていこうと思っているのですが、この「マレーシア留学生活」は、現在進行形である留学生活を内容とします。留学手続きや経緯などは別記事にてまとめる予定です。

本当にマレーシアは英語だけで生活(観光)できるの?

以上の流れで進めていきます。

 

第一回はマレーシアで使われている言語の話です。近年、テレビの旅番組やインターネット・SNSで東南アジアへの旅行をよく目にします。そこでよくあげられるマレーシアの長所は、「東南アジア内では比較的発展している」「日本から近い」「英語が通じる」などなど書かれています。

今回は、そのなかでも英語が通じるという点について、マレーシア生活の経験から考えていきたいと思います。

 

公用語はマレーシア語

マレーシアの留学について調べていたときに、「マレーシアは英語が公用語。留学で英語漬け!」みたいなタイトルのサイトがありましたが、英語は公用語ではありません。公用語はマレーシア語!というとマレー語学派から批判がきそう*1ですが、政府がマレーシア語と定めているので当ブログではそれを採用いたします。

まぁ、とにもかくにも英語が公用語ではないことはたしかです。

では、なぜ公用語を英語だと勘違いしている人が出るほど英語が使用されているのか?

詳しく話すと長いし私の解説にぼろが出てくるので完結にいきますね

「イギリスの植民地だった歴史」「インド人、中国人の流入」「経済発展のために」の3つが主な理由であると個人的には思います。一つめは言わずもがなですし(歴弱だからとばしたわけじゃないよ!汗)、二つ目は一言でいうと多国籍化ですね。

特にマレーシアは多国籍国家と呼ばれ多くの人種が流入しています。その際、共通語として英語が使われているということですね。

三つ目は、多国籍企業の招致や韓国・日本からの留学生呼び込みなど、英語を奨励することによる経済的メリットが大きいため国としても力を入れた、というかもともとあった地盤に積み上げたという方が正しいかもしれません。

ここで一つ疑問が湧きますね、「経済的メリットを考えて英語を奨励しているのは日本も同じじゃないか

この疑問はあって当然だと私も思います。ここで、英国からの影響という地盤があったからというのは簡単ですので、少し異なる点から話をしたいと思います。

しかしながら、今回の記事とは内容がずれてしますので別記事として真下にリンクを張りますのでお時間のある方はよかったら私と一緒に考えていただければと思います。

ここに貼る予定

話が散ってしましましたが、要するに何が言いたいのかというと「英語は公用語ではないよ」ということです。

※追記:マレーシアも最初から英語を受け入れていたわけではなく、英国の影響が薄まった際、最初は母国語育成に励もうとしたのですが、英語の有用性を考えた結果英語を受け入れたそうです。

 

生活上でマレーシア語の必要性を感じる場面

実例的な話に移ります。

マレーシアの首都、クアラルンプール(特に駅周辺)で店員さんと会話する。この場合はもちろん英語で問題なしです。しかし、首都クアラルンプールでも少しローカルなお店・屋台になると途端に英語が通じにくくなります。

これは留学した際に気づいたことですが、外部から来ている人(学食の人・バスの運転手・清掃員)は英語が通じないことが多いです。それに加えて、大学内に限らず英語表記のメニューや看板・地図がないこともしばしば。食事のメニューがマレーシア語のみのケースが上記の中が一番多いかなと感じています。

ここで言いたいのは、あくまで公用語はマレーシア語であり英語ですべて解決できるとは思わない方がいいということです。

また、これは全く関係ない(?)話ですが、現地の学生にマレーシア語で自己紹介するとめっちゃ喜んでくれます笑

 

海外留学先としてどうなのか

英語が通じない場面もあるよとの話をしましたが、それは日常生活上の話で、高等教育を受けている大学生はもちろん英語をしっかり勉強しているので問題ありません。

また、マレーシアの大学の授業は、たまにマレーシア語の単語が混ざったりしますが基本的に英語なので、その点についても問題ありません。現地学生もみな英語が話せるかといわれたらそうではないかもしれませんが、ご安心ください我々日本人よりは話せます。

気候が極端なのと、食べ物が総じて辛いという条件がありますが、結論として留学先としてマレーシアはありだと私は思います。

 

まとめ

マレーシア観光・生活は英語で十分足ります。生活すると感じると思うのですが、日々マレーシア語がわかったらなぁという場面に直面するので、マレーシア語がわかるとよりよい生活・観光ができると思います。

辛い食べ物が得意ではない私は、辛みを抜いてもらうマレー語を覚えたいと思います。

*1:詳しくはマレーシアでWikipedia検索